「歩く」というのは、健康のためにとても大切です。
みなさんその点はわかっているので歩いている人はたくさんいますが、靴の選び方はちゃんとしていますか?
せっかく歩くなら、自分に合った靴を選ぶことでウォーキングの効果を高めていくことが出来ますよ。
ウォーキング、そもそも靴で差が出るの?
まずはここからですね。ウォーキングの時に靴を変えると差がでるのか。
結論は、もちろん差がでます。
靴はいろんなタイプのものがありますよ。
・靴の底面が硬いタイプは、反発力があるので推進力が出ます。また、硬さがあることで足のアーチ(土踏まず)のサポートになります。ただこれらの代わりに衝撃吸収能力が低下してしまうので、長い距離を歩くと足にダメージが溜まってきます(よく出来た靴で自分にフィットしていると疲労しにくいです)。
・底面が柔らかいタイプならより素足に近い感覚になっていくので、地面を捉える感覚が鍛えられていきます。感覚を鍛えることで、ボディイメージの向上に繋がりますし、バランス感覚も良くなっていきます。ですが、靴としての歩きのサポート機能はあまり期待出来ないのと、石が転がっていたり、不安定な地面だとかなり歩きにくくなってしまいます。
他にも、あえて不安定な靴底にして自身のバランス感覚を鍛えるようなものや、通気性と軽さを優先したものなどいろんなタイプの靴がありますこういったところから、靴は用途によって大きく変える必要があることがわかります。
ウォーキングの時に履く靴を選ぶなら、ウォーキングのためのものを購入しましょう。
靴の選び方①「靴底の硬さ」に関して
靴の選び方について、まず靴底の部分についてです。
ここの結論としては、硬いところと柔らかいところが別れている靴底が良いです。
具体的な選び方は、硬めのソールの靴を選んだ上で、靴を履いて足の指を曲げてみればOK。
足の指が曲がる場所が、少し柔らかくなっていて、指が曲げやすい。そんな靴が良いですね。
実際ウォーキングシューズなどでは足の指のところは曲がりやすいように柔らかく作られているものが多いです。
靴のソールの柔らかい部分と、自分の足の指の曲がる場所がズレているとあまり意味が無くなります。
足の指を曲げた時にその部分が靴の柔らかい部分とマッチしている靴を選びましょう。
ちょっと角度が変わってしまい(撮影下手ですいません)見にくいのですが、黄緑の靴の曲がるポイントは黒色と比べてややつま先よりになっています。
ランニングシューズやトレッキングシューズの選び方はまた少し違いますが、どういった目的であれ靴選びの時には販売員の方に聞くとちゃんと教えて貰えます。もしわからなかったら店員さんに聞いてみてください。
靴の選び方②かかとのサポート
かかと部分のサポート(ヒールカウンターと呼ばれるところ)は非常に大事です。
ここが硬いと、足首のブレを防いでくれます。
足のトラブルで良くあるのが、扁平足と外反母趾。
この部分の硬さがあることで、足の土踏まずのサポート(外反という足首がねじれて潰れるのを防ぐ)が行えることになります。
靴の選び方③デザインについて
なぜデザイン?と思った人もいるのではないでしょうか!?
靴のデザイン、意外と大事です。
自分のお気に入りの洋服、テンション上がりますよね?
自分のお気に入りのマグカップ、他のマグカップがあってもよく使いますよね?
この「お気に入り」の要素ってやっぱり大事です。
靴のフィッティングがベストでなかったとしても、ウォーキングをするあなたの目的は「健康」のはずです。ならば大事なのは「続ける習慣」です。
お気に入りの靴があれば、その靴を履きたくなります。その気持ちが歩く習慣に変わります。
お洒落な靴で、ウキウキとウォーキングを行うのも大事ですよ。
靴の選び方④足のサイズは左右差がある
靴のサイズについては、大き過ぎず、小さ過ぎないものを選ぶことが大事。
加えて、足のサイズに左右差があることは知っていましたか?
なんとなく知っている人は多いかもしれません。しかし、自分の足の左右差がどれくらいあるのか、具体的に数値で知ってる人はほとんどいない気がします。
足の周計なども左右で変わってくるので、この左右差を知っておくことは靴を選ぶ上ですごく大切です。
ちなみに大田ケアの代表は、約4mm右の方が長いです。
もしも靴のフィッティングを本気でするなら、左右別のオーダーメイドにする必要がありますが、なかなかそこまでは出来ません。ですが、自分の足の左右差を知ることで、靴の調整はすることが出来ますよ。
—靴紐の締め具合で調節—
足のサイズに左右差がある場合の一番お手軽なものはこれですね。
大さい方の足の紐をややきつめに縛ることで、足の左右差の解消に役立ちます。ただし、足の甲の部分を強く縛るのは実はあまり良くないと言われています(足のアーチが潰れ、扁平足になっていく可能性がある)。足首に近いところを強めに結び、そのほかの部分は余裕を持ってください。
ちなみにウォーキングの際の靴紐の結び方は「パラレル」がオススメ。
疲れにくくなりますよ。
図:ABCマートさんから
—インソール—
お次はインソールです。普通インソールだと、細かい設定をして土踏まずの高さを決めたり、踵の部分の傾きなどを調整します。
が、今回は足のサイズ感の調整なのでシンプルで大丈夫。大きい方の足の靴に、一般的なインソールを入れればオッケーです。靴の中の空間が狭くなるので、ウォーキングの時の安定感が増しますよ。
(もちろん実際に試してみてください)
—冬なら靴下の厚み—
冬であれば簡単な方法があります。小さい方の足の靴下をやや厚めのものにするだけ。なんとなく気持ち悪いですが、ウォーキングをするときだけにすれば大丈夫です。
(もちろん実際に試してみてください)
靴の選び方⑤いつ買いに行くか(朝?夕方?)
これはシンプルに、自分がウォーキングをしようとする時間帯に靴を買いに行くのがいいですね。
比較的足がむくみやすい方は、朝と夕方では結構フィッティングが変わります。
ということで、今回はウォーキングや散歩のときの靴の選び方でした。
最後まで呼んでいただき、ありがとうございました!