区名の由来
昭和22年に、当時の「大森区」と「蒲田区」が一緒になって誕生したのが大田区です。
その際、両区から一字ずつを取って命名されました。
大田区の地形、地勢
大田区は、大きくみると西北部の丘陵地帯と東南部の低地に2分されています。
低地部は、海岸や多摩川の自然隆起と堆積によってできた沖積地と、それに続く埋め立て地からなっています。
海抜は田園調布付近が最高で42.5メートル。南東に向かって次第に低くなっていき、低地部の高いところで約5メートル、海岸線や埋め立て地では約1メートルとなります。
大田区の歴史、沿革
海と川があり昔から人が住みやすく、交通の要路でもありました。
江戸期は農漁村で、特に海岸の大森・糀谷・羽田地区では海苔(のり)の養殖が盛んに行われ、また東海道の街道筋にあたっていたため、人馬の往来でにぎわいました。
大正期以降、低地部では住宅や工場が密集する商業・工業地域を形成し、京浜工業地帯の一部となっています。
また台地部は、関東大震災後住宅化が進み、田園調布、雪谷、久が原など比較的緑の多い住宅地となりました。
臨海部は埋め立て地からなっており、空港をはじめトラックターミナルやコンテナふ頭、市場など物流施設のほか、工場団地、野鳥公園など都市機能施設が整備されています。
大田区の木 – クスノキ
昭和51年に区の木として制定されたクスノキ。
成長が早く、公害にも強い。幹回りが3メートル以上になる巨木が多い、風格のある高木となります。
常緑の葉は陽光に美しく映え、発展する大田区を象徴する木として親しまれています。
大田区の鳥 – ウグイス
早春を告げる鳥として、自然の尊さを感じさせる澄んだ鳴き声で親しまれています。
「ホーホケキョ」。この鳴き声ゆえに、知らぬ人はいない、日本人にいちばん親しまれている鳥といえるでしょう。
安全で快適な、活力と思いやりのある、文化・福祉都市を目指す大田区の、自然保護のシンボルとして平成2年に制定されました。
大田区の花 – ウメ
クスノキと同じく昭和51年に区の花として制定された、ウメ。
古くから大田区の土地になじみ、歴史的な由緒も深いと言われています。花は整った5弁の花びらで、気品に満ち、早春、寒さに負けず咲くその姿が大田区には特にふさわしいものとして、制定されました。
はねぴょん
大田区の公式キャラクターです。
羽田空港の「はね」、そして桜の名所や銭湯などを「ぴょんぴょん」と駆け巡ることから、「はねぴょん」と名付けられました。国際都市おおたを、日本中世界中に広くPRすることを使命としています。
参考・引用
大田区HP : 大田区のプロフィール